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神石インターナショナルスクールに行ってきました!

2022/10/05

先日、とあるご縁をいただき、神石インターナショナルスクールことJINISを訪問してきました!

日本初の全寮制小学校という事で注目を集めたスクールです。メディアにも多数取り上げられておりますので、気になられている方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回の訪問に先立ち、東京で行われたJINIS開催のセミナーにも参加してきましたのでそちらと併せてブログを書きます。

JINISのアドバイザーを務めるロブ・グレイ氏とジョン・ボー氏による、スイスとイギリスのボーディングスクールについてのお話。お二方とも歴史のあるボーディングスクールの校長をやられていた方々です(そんな方々にアドバイザーをやってもらえるなんて、普通では考えられません)。日本にいるとなかなかボーディングスクールの話を聞く機会が無いので、非常に良い機会でした。

ボーディングスクールと言うと、スイス、イギリス、アメリカなんかが欧米では有名ですが、それぞれ特色があるけれど、どれもレベルが高い。しかし、スイスとイギリス/アメリカとの大きな違いは、スイスのボーディングスクールは所謂「インターナショナルスクール」であり世界各国から生徒が集まってきているのに対し、イギリスやアメリカの場合、国外の生徒は15%程度という事です。そこは大きな違いではないでしょうか。スイスのボーディングスクールの方がESLのサポートが充実しているようです。



また、スクール選びについても言及があり、「有名だからといってその学校が自分の子供に合っているとは限らない。世間の評判等ではなく、常に子供の立場になって学校を選んでほしい」というコメントもありました。胸に刺さります。

そして末松理事長からJINISの魅力についてお話いただきました。JINISと言えば、日本の学習指導要領とIPC(インターナショナル・プライマリー・カリキュラム)を融合させた独自のカリキュラムを実施しています。なので、日本の小学校を卒業したという証書ももらえるし、ボーディングスクールに行っても通用するという・・素晴らしいカリキュラム。明らかに、オーバーロードな気がしますが・・・そこにはボーディングスクールならではな理由が。通学時間もないし、土日も柔軟に使えるから、カリキュラムが無理なく実施できるんですね。

JINISの生徒さんのほとんどは海外のボーディングスクールに進学を検討しているそうです。要は、日本から海外のボーディングスクールに進学しても、全く問題ないような子供たちを育てているんですね。まさに、世界基準。それでいて、日本人としてのアイデンティティを特に大切にされているんです。昨今、「Diversity」という言葉が流行っていますが、Diverseになるためには、個々がそれぞれのアイデンティティを持ち寄ることに意味があり、皆が単一の文化を持っていても新しいものが生まれないという考えです。よって「グローバル」になることは、単に英語が話せれば良いというわけではなく、それぞれのアイデンティティをしっかりと持ちながら、世界に羽ばたいていくことが重要なんだと思います。それを体現しようとしているのがJINISなんですね。

実際にJINISに行ってみた感想ですが・・・とてつもなく広いです(笑)。そして、窓から見る景色が最高なんです。こんなのびのびと、自然とともに生活できて、更に最高の教育が受けらえるなんて、素晴らしいの一言です。



かつてホテルだったと言う建物のエントランスを通ると・・絶景ライブラリーが登場します。

スペースも十分できれいなドミトリー。ベッドメイキングや整理整頓は子供たちが行います。

栄養バランスや出汁など、こだわりのある食事が提供されています。大人が食べるとおいしすぎて、おかわりをして太るそうです(笑)。そしてここから見る景色も絶景。雲海も見えるそうです(羨ましい!)

JINISの随所にアートが設置されてあります。日ごろから本物のアートに触れられるなんて感性豊かになりそうです。

こちらは低学年用の校舎。木がふんだんに使われ、自然光もたくさん入ってくる設計になっています。

正直、びっくりした日本庭園。学校の敷地にこれだけの規模の「本物」の日本庭園があるだなんて・・。茶室も4つあるそうです。勿論、お茶も習います。

牛が40頭いるそうです。生徒が乳しぼりをして、それを飲むんだそうです。そんな体験が日常化してるなんて。



by 菊谷

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